皆さんは「エンジニアたるもの、万能でなければならない」と思っていませんか?
たとえば設計者であれば、テストもコスト積みも設備構想もできる。みたいな感じです。
できる事にこした事はありませんが、そのデメリットも知ってほしいと思います。
一人に仕事が集中する
複数人で検討するところを一人でやれてしまうので、打ち合わせや意見のすり合わせといった事が不要になります。
その為、企業としては「時短ができるならその人に任せてしまおう。」となってしまいます。
これでは一人に負荷が集中し、当の本人は「周りは何もやってない」という感情になってしまいます。
マルチプレイヤーで色々な知見があるメンバーが会社を去る前兆です。
予想外な事が起こる
いわゆる未然防止活動を含む業務の場合、思考するのが一人だとどうしても色々な事象を想像する事が難しくなります。
その為、ふとした時に検討漏れが出たり、最悪市場不具合まで発展する可能性もあります。
マルチプレイヤーが一人で何かをする時は、最後までそのまま完走するのではなく、話の土台を作るところまでにとどめておきましょう。